大工さんの仕事
今週に入り雨模様の天気ばかりです、外仕事が思うように進まなくてこの雨は恨めしい限りです
今日は夕方になって降る雨も冷たくなり天気予報の通り寒気が入ってきているように感じます。
最近寒くなり我が家は朝晩床暖房が活躍し始めました、えっ!もう?って思われますが恵那市は寒いですよ。
さて、地元で古民家の改修工事を行ていますが、最近では本格的な和室を造る事も無くなり大工さん和室を造る事を忘れてしまうくらいになりましたが
古民家ですので勿論和室があります、その和室の敷居の取り換えを行っていますが、皆さんは和室の敷居は唯長さに切って柱間に入れてあると思っていますが
実は、違うのです。和室の敷居は以前からの納め方があります
唯長さに切って入れるのであれば意外と簡単なのですが、ちゃんと入れるのには、一方の柱にほぞを造り敷居に溝を彫りそのほぞに敷居を取り付けていきます
では、もう片方は?今度は柱にも溝を彫敷居にも溝を彫納めていくのですがそれでは外れてしまいます、そこで柱と敷居の溝同士に込み栓を打ち込み取れなくします
昔からの技術で如何に釘等が無くても取り付けて長い年月持ち続ける工夫が今でも使われています。
しかし、こういった技術を持つ大工さんの少なくなりました。なんでも早ければ良いのではなく
こんな仕事も観てくれる現場があると僕も嬉しくなります。