見えない仕事
寒い週末です、朝起きると我が家は薄っすらと雪化粧していて真冬に逆戻りしていました。
日中も風は、冷たく春の欠片もなく冬そのものです
三寒四温って言っても春の中の寒さでもなく、もう暫く辛抱が要りそうです。
さて、寒い時に大工さんは造作に入っているとやっぱり外とは大違いです!
サッシも取付断熱も施されていると日差しがあれば暖かいです。
大工さんの仕事は仕上がって見える部分と見えなくなってしまうところがあります
一般の方には その仕事が判らないのですがどんな家でも出来上がってしまえば見える部分の
仕事ぶりしか判りません、最近の家ではメーカーの既製品の造作材料を使いますので
大雑把に言えばある程度の腕があれば綺麗に観えてしまいます。
これが悪い事でもないのですが、「永く」住む時にどんな仕事が良いのか
住むお施主さんの判断になりますが、それでも出来ればと思いそんな仕事をしています
巾木を先付してからボードをはめ込みます
既製品の材料は後から打ち付けて端部を隠して綺麗に見せます(これはこれで良いのです)
でも、後打ちの材料はどうしても先に取付るのと違いボンド+針釘等で留めますので
少し弱い事は否めません、そこで出来れば先に取付そこに下地のボード等を差し込んでいけば
剥がれる事も少なくなります、では 何故行わないのか?既製品ですと施工性の速さ・単価の安さ
技術力の違い等の面です。
僕は、単価・施工に手間が掛っても自分が良いと思っている仕事をします。
ですのでどんな家を創るのか、そこはお施主さんの判断になります
見えなくなる処にちょっとした仕事の違いですが、僕は今行っているやり方やっていきたいです。
(カッコつけすぎですね!こんなこと当たり前で今更です)
枠にも溝をつきボードを差し込みます